ワイヤレスで複数台のスピーカーを繋ぐオーディオシステム

ミュートラックスは、商業施設、製造工場、屋外イベントなど、オーディオケーブルの敷設が難しい場所においてワイヤレスで音を届ける事ができる革新的なオーディオシステム

そのミュートラックスの子機に中継機能を実装し、伝達距離と接続台数を無制限にする技術の開発に成功したのだそうです。

ミュートラックスは、1台の親機(MT-SA0)と複数台の子機(MT-CS0)を無線LANで接続し、オーディオデータを送受信するシステムで、親機が無線LANのアクセスポイント機能を持ち、子機がそのアクセスポイントに直接接続しオーディオデータを受け取るのですが、親機と子機の通信可能距離は約70メートルで、それよりも遠い場所にある子機にデータを送る場合、別途市販の無線LAN中継器を使う事を推奨されていました。

しかし、市販の無線LAN中継器を使用する場合、製品ごとに決められた方法でSSIDとパスワードを設定しなければならないうえ、その中継器以降の通信可能距離は機種に依存してしまうという問題があり、今回開発された中継子機（CS-CR0）は、従来の子機に中継機能を追加し、中継機能の設定を簡略化、親機と同等の通信可能距離を実現する製品となっています。

親機から受け取ったオーディオデータを複製し、後段の子機群に渡すことができ、事実上無限に子機を増やすことが可能になり、当然ながらオーディオデータはデジタルデータとして複製されるので、子機の台数や段数が増えても音質のロスは一切なし。